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歌舞伎座へ

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歌舞伎観賞のご招待をいただき、歌舞伎座へ行って参りました。
歌舞伎と言えば中学時代芸術見学会で、観に行ったおぼえがあります。

演目は『仮名手本忠臣蔵』

前から8列目でとってもよく見えるお席でした。


五段目
猟師となった勘平(菊五郎)は、山崎街道で塩冶家の同僚だった千崎弥五郎(権十郎)と出会い、仇討ち資金の調達を約束します。一方、お軽の父の与市兵衛は、園にお軽を身売りすることでその資金を獲得。前金五十両を懐に家路を急ぎますが、斧九太夫の息子の定九郎(梅玉)に襲われ、金も命も奪われます。しかし定九郎は、勘平が猪を狙って放った銃弾であえなく絶命。勘平はその死体の懐から五十両を抜き取ります。ふとしたことから起こる、錯誤の悲劇の始まり。不気味な色悪の粋を見せる定九郎と、銃殺に強盗と、思わぬ罪を重ねてしまう勘平。ともに無言のうちに心象を表現する、みごとな演出が見ものです。


六段目
お軽(玉三郎)を引き取りに来た園の一文字屋お才(時蔵)と判人源六(東蔵)の話から、勘平は自分が与市兵衛を殺害したものと早とちり。動揺しつつお軽を送り出すと、姑のおかや(吉之丞)や来訪した千崎と不破数右衛門(左團次)に問いつめられ、罪を吐露して切腹します。悲運の勘平は、菊五郎の当たり役。緻密な劇構造のもと、「色にふけったばっかりに」など名せりふと美しい型の数々で、その悲哀を描きます。


七段目
大星由良之助(吉右衛門)は園で遊興に明け暮れているかに見えますが、力弥(児太郎)が顔世御前からの密書を届けに来ると、顔つきが変わります。由良之助がその書状を読んでいると、二階から遊女となったお軽(玉三郎)、床下から裏切り者の斧九太夫(芦燕)が、同時に盗み読み。内容を知られたからには生かしておけません。かつて塩冶家の足軽でお軽の兄である寺岡平右衛門(仁左衛門)は、由良之助がお軽を身請けしたうえ殺そうとしているのを察し、自分が代わりに妹を手にかけようとします。すでに勘平が死んだことを知ったお軽は兄に従おうとしますが、由良之助が止めに入り、お軽に床下の九太夫を刺させて勘平の仇を討たせ、平右衛門を仇討ちの連判に加えます。由良之助は酔態のうちに、臣下の焦燥感を募らせたり、真意を試す九太夫をまんまと欺いたりしながら、時に本性を垣間見せる大役。吉右衛門の由良之助に、玉三郎のお軽、仁左衛門の平右衛門という贅沢な配役です。


十一段目
十二月十四日。揃いの火事装束に身を包んだ塩冶の浪士たちは、大星由良之助(吉右衛門)率いる表門組、力弥(児太郎)の裏門組に分かれて高家に討ち入り、ついに本懐を遂げます。剣豪小林平八郎(歌昇)と竹森喜多八(松江)のリアルな立ち廻りや、勝どきを上げる浪士達の姿など、爽快感に満ちた大団円です。


玉三郎、吉右衛門、左團次の豪華メンバーでした。
玉三郎の色気のあることといったら、そりゃもう・・・
ぉ、男ですよね?

お着物の合わせの配色がすばらしかった~。
斬新でそれでいて品が良くて。
昔の方たちはお洒落さんでしたのね。色彩感覚がすばらしい。
玉三郎が「・・・・・・ござんす。」 とかならず終わりにつけるので、 移ってしまいそうでした。

約5時間の長丁場。
お食事もついて、2000円分のお買い物券がついて至れり尽くせりでした。
日本の伝統芸能ってすばらしい。
超~おすすめです!

by minmin54 | 2007-02-17 15:14 | 日々徒然・・・

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